
大屋氏
釧路薬剤師会は薬剤師がCKD(慢性腎臓病)患者のお薬手帳に「CKDシール」を貼付して患者の腎機能低下を把握し、疑義照会から処方変更に至った事例が約4年間で計294件に上る調査結果を公表した。シールが薬剤師業務の適正化と適正な薬物療法に寄与しているとして、オンライン健診情報による腎機能確認が停滞する現状も踏まえ、シールの貼付と活用を続ける必要性を強調した。
18日に札幌市内で開かれた北海道薬学大会で同薬剤師会の大屋太郎氏が発表したもの。
高齢化が進む釧路地域では、疾患別の死亡割合として腎不全が肺癌や食道癌等を上回っていた。2016年度のレセプト1件当たり医療費でも、入院・外来共に腎不全が首位を占める状況となっていた。
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