厚生労働省は26日に開いたセルフケア・セルフメディケーション推進に関する有識者検討会で、セルフメディケーション税制に追加・除外が考えられる医薬品を論点に提示し、新型コロナや妊娠検査などOTC検査薬、胃腸薬等を追加、「痩身・美容目的で実質的に使用されている医薬品」の除外が想定されるとした。追加が想定される医薬品全てを対象にすべきとの意見が複数出た一方、検査薬については薬剤師の法的責任が問われる可能性を懸念する声も上がった。

この日、厚労省は今後の税制のあり方に関する論点として「新たに追加が考えられる医薬品」と「既に対象となっている医薬品から除外が考えられるもの」を提示。追加が考えられる医薬品として、OTC検査薬、胃腸薬、止瀉薬、瀉下薬を挙げた。OTC検査薬は、前回税制改正後の2022年度以降に承認されセルフチェックとして使用された新型コロナ抗原検査キットのほか、妊娠検査、排卵日予測、尿糖・尿蛋白とした。
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