武田薬品は12日、新薬2製品を新発売した。
一つは、免疫不全を引き起こす無・低ガンマグロブリン血症に対する唯一の皮下注用人免疫グロブリン製剤である「ハイキュービア10%皮下注セット」(一般名:pH4処理酸性人免疫グロブリン/ボルヒアルロニダーゼアルファ)
同剤は免疫グロブリンの大量投与を可能にした薬剤。投与間隔を従前の週1回、2週間に1回のところ、3週または4週に1回へ投与頻度を下げることができる。
薬価は5g/50mL1セット5万6816円、10g/100mL1セット11万2154円、20g/200mL1セット22万1382円。
もう一製品は、「リブマーリ内用液」(マラリキシバット塩化物)で、肝機能障害を引き起こす遺伝性の希少疾患であるアラジール症候群と、進行性家族性肝内胆汁うっ滞症(PFIC)における胆汁うっ滞に伴うそう痒に用いる。どちらも小児慢性特定疾病や指定難病に指定されている。
薬価は1%30mL1瓶388万8640.70円。