
日医工の岩本紳吾社長は4日、富山市内で記者懇談会を開き、国内ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズ(JWP)などが投資する同社、共和薬品、T's(ティーズ、旧武田テバ)を傘下に収める持ち株会社「アンドファーマ」(社長は岩本氏兼務)について、まずは傘下の3社による協業を強化する方針を明らかにした。既に同社と共和間で品目統合、生産効率化の検討に着手した。業界課題の多品種少量生産の改善に向け、他社との協業にも積極姿勢を見せたが「(アンドの)傘下にどんどん(他社を)入れていくつもりはない」と述べ、会社ごとに製造や販売を引き受けていく考えを示した。
アンドは7月1日に発足した。後発品の安定供給体制確保に向けたいくつかある業界再編の動きの一つ。設立目的は「グループ経営戦略の立案と実行、グループ会社の管理と経営安定化、シナジーの創出による価値最大化」と説明されている。
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