PHC株式会社の診断薬事業部(取締役診断薬事業部長:徳永博之)は、移動式免疫発光測定装置「パスファースト」の改良型新製品を10月3日から5日までパシフィコ横浜で開催された「JACLaS EXPO 2025-臨床検査機器・試薬・システム展示会-」で展示、公開した。


「パスファースト」は、大規模病院から診療所まで、幅広い医療現場で活用されている、卓上型のコンパクトな免疫発光測定装置。全血・血漿・血清を用いて測定が可能、測定に必要な試薬を一つのカートリッジに収めた、最短17分で6テスト/バッチ、最大6項目を同時測定可能――などが特徴。最初の発売から20年を迎え、日本国内はもとより、米国、欧州、アジア、中東、中南米の約50か国で使われているという。
今回の改良点は、(1)操作画面の大型化と直感的な操作が可能な画面デザインへの変更、(2)試薬のスムーズな出し入れが可能な大開口ドアへの変更、(3)バーコードリーダーの内蔵化、(4)装置の状態が可視化できる現状表示ランプを搭載――など。
「パスファースト」は今月に国内販売を開始する計画で、その前に臨床検査機器等の分野における国内最大の展示会で公開し、関係者にアピールした。
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