パナソニックは、SBIインベストメントと共同で運営するコーポレートベンチャーキャピタルファンド(通称:くらしビジョナリーファンド)を通じ、オンライン美肌治療サービス「ANS.(アンス)」のプラットフォームを運営するNeautechに対し、昨年2月のフォロー投資に続き、資金調達ラウンドの中心的な役割を果たすリード投資(リードインベスター)として追加出資を行ったと発表した。今回の追加出資を機に、パナソニックとNeautechは今後の人材交流、新たなソリューションの検討など協業関係を強化していく。
Neautechは、2022年に「とどく、つづく、美容医療。」をコンセプトにオンライン美肌治療サービス「ANS.(アンス)」を立上げ、スマートフォンなどを活用したオンラインによる医師の診断を通じ、ニキビ、シミ、くすみ、肝斑(かんぱん)、毛穴などの肌悩みや目指したい肌に応じた処方薬や基礎化粧品などを自宅に届けるオンライン診療のプラットフォームを展開している。
また、医薬品の提供にとどまらず、カウンセラーによるスキンケアの指導や教育など、デジタル技術を活用して利用者のサポートを充実させ、高い継続率(リカーリング型)と事業の拡大を実現している。
パナソニックはこれまで、ビューティ・ヘルスケア領域で家電製品の開発を通じ、多くの人々の美容や健康の悩みに向き合ってきている。Neautechへの初回出資以降、パナソニックCVC推進室とNeautechは協業関係を構築、両社の強みを掛け合わせることで、「人の温もりを感じられる伴走ケア」の省人化・効率化に向けて、AI・データアナリティクスを活用した新たな顧客体験と価値の創出に取り組んできている。
今回の追加出資を通じ、美容健康家電の体験価値を高める伴走型ソリューションおよびリカーリング型事業の強化に向けて、非医療の領域で協業を加速していく。
パナソニックは今後も、くらしに関わる「エネルギー」「食品インフラ」「空間インフラ」「ライフスタイル」といった事業領域に強みを持つ国内外の有望なスタートアップへの投資を通じ、強固な関係に基づいたオープンイノベーションの取り組みを強化していく。
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