昭和医科大学大学院薬学研究科社会薬学分野の岸本桂子教授らが実施した調査で、市販薬のオーバードーズ(OD)経験者のうち約6割が止めずにODを続けていることが分かった。「生きていく上で必要なもの」との考え方がOD継続と強く関連していた。岸本氏は、OD継続者に対して一律的に医薬品を取り上げるのではなく、「害の低減を目指す“ハームリダクション”の考えを取り入れた対応が必要」と話している。
5月にウェブ調査を実施し、数万人規模の調査対象から過去3年以内にODを1回以上経験した18~59歳の男女を抽出し、257人から回答を得た。回答者の平均年齢は40.3歳で、男性115人、女性142人だった。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。














