社会保障審議会医療保険部会は4日、厚生労働省が示した令和8年度診療報酬改定の基本方針を了承した。物価や賃金、人手不足等の医療機関等を取りまく環境の変化への対応が重点課題。
改定の基本的視点と具体的方向性の大項目として次の4点が挙げられている――〔1〕物価や賃金、人手不足等の医療機関等を取りまく環境の変化への対応、〔2〕2040年頃を見据えた医療機関の機能の分化・連携と地域における医療の確保、地域包括ケアシステムの推進、〔3〕安心・安全で質の高い医療の推進、〔4〕効率化・適正化を通じた医療保険制度の安定性・持続可能性の向上。このうち〔1〕が「重点課題」と位置付けられている。
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