グローウェルホールディングスは2日、株式交換により、南大阪地区を中心にドラッグストア58店舗を展開するイレブン(堺市、社長槌屋茂康氏)を完全子会社化すると発表した。株式交換は明年3月1日を予定する。
イレブンは1975年の創業で、大阪泉北・堺地区を中心にドミナント展開してきた。08年5月期の単体売上高は181億2900万円。親会社となるグローウェルホールディングスは、昨年9月にウエルシア関東と高田薬局との共同株式移転により、持ち株会社として設立された。09年8月期の中間連結業績は、売上高886億9100万円で、中間期末時点のグループ店舗数は542店舗。
グローウェルグループでは、昨年11月に子会社のウエルシア関東が茨城の寺島薬局を子会社化するなど、地域の有力企業の連合体として、ドラッグ業界で存在感のある企業グループづくりを進めている。イレブンを子会社とすることで、「これまで展開していなかった関西地区におけるコア企業を確立すると共に、今後の関西戦略を優位に進めていくことが可能になる」としている。