日本病院薬剤師会の武田泰生会長は10日の定例会見で、本田顕子参議院議員が11月の参議院予算委員会において、病院薬剤師の処遇改善として医療職俸給表(二)の見直しに関する質疑を行ったことに言及した。「病院薬剤師の給与が低いため、薬局に就職するケースが一般化している。日病薬として情報収集を行い、議員に説明したことが国会での質問につながったのだろう」との見方を示した。その上で、「現時点では俸給表の見直し実現はかなり厳しいが、病院薬剤師の貢献を理解してもらうためのデータを収集していきたい」と意欲を示した。
俸給表見直しの可能性については「病院が赤字の状況で、現状としてはなかなか厳しい」と述べ、今後の打開策として「病院薬剤師がどれだけ病院経営に貢献しているか、データを積み上げたい。医療安全の向上に寄与しており、資質や専門性、貢献度をしっかり評価していただき、地位や処遇が適切に反映されることを要望していく」とした。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。




















