◆福井と言えば越前ガニ、水仙、芦原温泉のほか、東尋坊などの景勝地や、ラムサール条約に登録された三方五湖に代表される、清らかな水に恵まれた緑豊かなイメージが強い。一方で薬局・薬剤師の分野は、医薬分業率が全国で最も低く、薬剤師の活躍がこれから大いに期待される
◆数年前の福井新聞によると、明治時代の福井は科学者王国で、博士号を取得した科学者の3%は、福井の出身だったとみられている。人口比率で換算すると、全体の10%ほどに当たるという
◆医学分野の人材も豊富で、幕末の医師・橋本左内から始まり、皮膚科分野で活躍した土肥慶蔵、日本赤十字病院の前身である博愛社病院の初代院長・橋本綱常も福井出身だ
◆薬学分野でも丸岡出身の藤田正方が、東京薬科大学の前身に当たる東京薬舗学校を設立した。最初の女性薬剤師といわれる岡本直榮も、昭和初期まで福井市内の薬舗を切り盛りした
◆日本薬剤師会学術大会が、8日から福井で始まる。多くの科学者を輩出した福井の叡智に触れる良い機会になりそうだ。
福井と言えば
2006年10月04日 (水)
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