ライカマイクロシステムズのバイオシステムズ事業本部(ライカバイオシステムズ)とニチレイバイオサイエンスは3月31日、非小細胞肺癌患者を対象にALK融合蛋白質を検出するためのコンパニオン診断薬について、共同で開発を進める提携契約を結んだと発表した。ALK阻害薬が適応となる患者を特定し、精密医療につなげることが狙いだ。
細胞増殖を促す性質を持つALK融合蛋白質は、ALK遺伝子とEML4遺伝子の一部からなるALK融合遺伝子によって合成され、非小細胞肺癌患者のうち数%に発現していると考えられている。これらALK陽性肺癌に対してはALK阻害薬が治療の第一選択であり、ALK融合蛋白質の検出によって、薬剤のターゲットになる患者の特定が可能になる。
ニチレイバイオサイエンスはこれまでも自社の免疫染色システムを用いて、非小細胞肺癌患者に対するALK融合蛋白質検出用コンパニオン診断薬を、日本市場に投入してきた実績がある。今回の共同開発は、ライカバイオシステムズの全自動免疫染色装置BOND-IIIでも検査できるように、双方の互換性を確保する目的で進められるもの。

















