パラマウントベッドの千葉工場(千葉県山武市)が22日、千葉県立現代産業科学館から「伝えたい千葉の産業技術100選」に選出された。
千葉工場の長年にわたる生産技術と品質管理への徹底した取り組みや、医療・介護の現場に根ざした先進的な製品開発、生産技術やノウハウを海外拠点へ展開する「マザー工場」としての役割が高く評価された。23日から千葉県立現代産業科学館でパネル展示が行われている。
千葉工場は、1966年5月に操業開始し、約60年にわたり山武市・九十九里浜地域でベッドと周辺機器の生産を担い、同社の国内トップシェアを支える主力工場となっている。
最大の特長は、原材料の鉄板・パイプ加工から溶接、塗装、組立、検査までを敷地内で完結させる「一貫生産体制」を採っていること。
業界に先駆けて導入した「電着・粉体塗装」による高度な防錆・耐薬品技術や、自動搬送車(AGV)を活用した効率的なライン構築により、医療現場で求められる極めて高い「品質」と「生産性」を両立させている。
こうした長年にわたる生産技術と品質管理への徹底した取り組みや、医療・介護の現場に根ざした先進的な製品開発は高く評価されている。2015年の経済産業省「製品安全対策優良企業表彰(商務流通保安審議官賞)」に続き、20年には「第8回ものづくり日本大賞(経済産業大臣賞)」を受賞している。
近年では、利用者の睡眠状態や離床をリアルタイムで検知・モニタリングする「見守り支援システム」など、ITやセンサー技術を融合した次世代のヘルスケア環境の創造にも貢献している。
現在は、千葉工場で確立された生産技術やノウハウを、インドなど海外拠点へ展開・指導する「マザー工場」としての役割も担っており、千葉の地で培われた産業技術が、世界の医療・介護環境の向上に貢献している。
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