オムロンは16日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「AIロボット・フィジカルAIを見据えたマルチモーダル基盤モデル開発事業」に採択されたNoetra(ノエトラ)に出資し、同社が実施する「実世界ネイティブに資するフィジカルAI基盤技術の研究開発」に参画したと発表した。
オムロンは、同プロジェクトへの参画を戦略投資と位置付け、AI基盤モデルの開発動向への理解を深めると共に、将来の事業競争力の強化を目指していく。
また同社は、制御機器事業、ヘルスケア事業、社会システム事業において、多様かつ高品質な一次データ(現場データ)を保有している。これらのデータを活用したデータサービス事業を展開するうえで、AI基盤モデルは重要な技術基盤になる。例えば、社会システム事業では、鉄道・交通や再生可能エネルギーなど、日本の社会インフラを現場起点で支えてきた。
日本の社会インフラは、固有の運用文化や保安思想、災害対応などに支えられており、これらの特性を反映したデータ活用が不可欠となる。そのため、産業データを国内で安全に活用できる国産マルチモーダル基盤モデルの確立は、同社事業でも重要な意義を持っている。
今後は、製造、ヘルスケア、社会システムなどの領域で、同社が保有する高品質な一次データや運用知見とノエトラの基盤モデルを組み合わせ、予兆検知や自律運用を実現する独自のAI活用基盤を構築し、新たなソリューションの開発を進めていく。併せて、日本発のAI競争力の強化にも貢献し、社会の発展と持続的な企業価値向上につなげていく。
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