
日本科学未来館での展示の様子
島津製作所は14日、「培養肉未来創造コンソーシアム」の運営パートナーの一員として、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)で披露した3Dバイオプリント技術による培養肉の実物・未来の培養肉ステーキ自動製造装置「ミートメーカー」(コンセプトモデル)などからなる「家庭で作る霜降り肉」ブースの日本全国での一般公開に協力すると発表した。
現在公開が決まっている施設は、北海道から鹿児島県まで公立の科学館が中心となっている。公開に関する最新情報は「培養未来創造コンソーシアム」ウェブサイト(https://cficm.jp/)で確認できる。
「培養肉未来創造コンソーシアム」は、23年に大阪大学大学院工学研究科・島津製作所などによって設立された。培養肉は、人口増加に伴う蛋白質の供給不足および温室効果ガス排出などによる環境問題への解決策としての可能性を秘めている。
同コンソーシアムは、3Dバイオプリントによる培養肉製造技術の社会実装の具体的な取り組みを目的としており、企業を超えた協業による「3Dバイオプリント技術の応用開発」「生産・流通までの一貫したバリューチェーンの確立」等を進めると共に、社会実装に向けて「大量培養技術と安定した細胞製造プロセスの確立」へも取り組み、31年には培養肉の商業化を計画している。
同コンソーシアムの活動内容を世界に発信する場として、昨年の大阪・関西万博の「大阪ヘルスケアパビリオン」に協賛し、ミライの培養肉自動製造と3Dバイオプリント技術で製造した培養肉を展示し、環境負荷を低減し世界規模の蛋白質不足を解決する「ミライの食」の一つとしての培養肉のあり方を提示した。また同社は、同コンソーシアムの活動を通じて、環境・食糧問題の解決や、人々の健康増進、未来の食の提案に貢献していく。
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