日本電子は8月24日、核磁気共鳴分光法(NMR)用の液体窒素冷却低温プローブ「SuperCOOL MARVEL HCN」を発売した。同プローブは、1H/19F、13C、15Nに対応したトリプルレゾナンス機能を備え、蛋白質やペプチド、核酸などの生体分子研究に幅広く利用できる。初期モデルは600MHz NMR装置向けとして提供していく。
同プローブは、2024年に発売されたSuperCOOL MARVELシリーズの技術をベースに開発された。低温プローブ向けに最適化された最新の高周波回路設計を採用し、優れた感度性能を実現している。 HCNモデルでは、この高感度技術を継承すると共に、1H/19F、13C、15Nに対応した三重共鳴プローブとして設計されている。これにより、ライフサイエンス分野で注目されている蛋白質、ペプチド、核酸などの生体分子試料の解析に適した性能を発揮する。
主な特長としては、1H/19F観測に最適化された、1H/19F、13C、15N対応の三重共鳴プローブであることが挙げられる。2Hデカップリング機能を備えると共に、1H/19Fおよび13Cチャネルに専用の低温プリアンプを採用することで、同社従来の室温HCNプローブに比べ約2~3倍の感度向上が実現している。これにより、蛋白質やペプチド、核酸などの生体分子試料に対する多次元NMR測定を効率よく実施することが可能となっている。さらに、最大60G/cm(10A)のパルス磁場勾配機能を備え、生体分子試料を対象とした各種多次元NMR測定を高効率に実施することができる。






















