アルケアは8月27日、オストメイトとその家族を対象とした「ココロとカラダがあたたまる体験と交流の3日間」を、6月11~13日の3日間開催したと発表した。同イベントには延べ60人ほどのオストメイトやその家族が参加し、周囲の視線を気にすることなく、心ゆくまで銭湯での入浴を体験したほか、国産唯一のストーマ装具メーカーである同社の「製品開発者と語ろう会」やストーマ装具の製造工程などを見学した。
6月11、13日は営業開始前の約2時間を、オストメイトとその家族のみで完全貸切とし、入浴してもらった。脱衣所などに同社社員を配置し、入浴をサポートした。
参加者からは「貸切だったので気兼ねなく入浴できて非常に満足した(70代男性)」「大好きな銭湯に思いっきり入れてすごくうれしかった(50代女性)」などの声が寄せられ、周囲の目を気にせずに安心して入浴を楽しんでもらった。
6月11日の入浴後には、同社曳舟オフィスで「製品開発担当者と語ろう会」も行った。開発者が参加者と向き合い、「様々な種類がある装具の違いって何?」「使い方はこれであっている?」「こういう商品があればうれしい」などオストメイトが日頃感じている疑問や要望を担当者が聞きし、直接答えた。
参加者からは「開発秘話的な話も聞けて楽しかった(50代女性)」「製品に対する疑問、不満を真摯に聞いていただいた(60代女性)」などの声があり、定期開催を望まれる方もいなど、大変有意義な意見交換となった。同社は、今回の声を今後の製品開発等に生かしていくとしている。
6月12日には、千葉市にある同社工場でストーマ装具の製造工程などの見学会を実施した。製造工程では、面板の加工前の材料から出来上がるまでを、実物を使って解説。製品の展示スペースでは、製造の担当者らが装具の成り立ちや日々のケアを補助するアクセサリーを紹介した。
参加者からは「オストメイトのために、ここまで企画してくださる姿勢に感動した。工場で働いている方々は当事者ではないのに、製品に対する熱意や情が伝わり嬉しかった(40代女性)」「品質管理の方々が、パウチの不具合が発生した際の申し出に、不快感を表に出さず、積極的に解決しようと製品や顧客に対峙していることが分かり、これほどまでに心強いと思ったことはなかった(40代女性)」などの声があり、普段は見ることがない製品の裏側や製造に懸ける思いに触れてもらう貴重な機会となった。
同社は、国産初のストーマ装具「ラパック」を1965年に開発して以来、60年以上にわたって、製品の提供にとどまらず、無料情報誌「向日葵」の発行など、オストメイトの支援を継続しており、2019年と24年にはオストメイトのための日帰り温泉ツアー(近畿日本ツーリストと連携)を実施している。
今回は、オストメイトが一歩踏み出すきっかけをつくり、「見えない壁」の解消を目指す取り組みをさらに継続、発展させていくため、東京都墨田区のバリアフリー銭湯「御谷湯(みこくゆ)」と連携し、入浴体験などを実施した。
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