◆「秋茄子は嫁に食わすな」という言葉がある。嫁に食わせないものをネットで検索すると、秋茄子のほかに秋カマス、秋サバ、五月蕨、秋の鮗(コノシロ)などが続く
◆この言葉の意味するところには諸説ある。秋茄子は水分が多くおいしいので、嫁には食べさせないという嫁いびり説。茄子は身体を冷やすので、嫁の身体をいたわるためという説。茄子には種子がないので、子種がなくなるのを気にするという説
◆だが、これだけ美味な食材を並べられると、やはり嫁いびり説が本命のように思える。中でも面白かったのは「秋ざるは嫁に食わすな」という言葉。これは「サルの話」(岩波新書)の一節だ。猿は「本草綱目」にも薬用として入っており、熊の胆ならぬ猿の胆もあるそうだ
◆サルの話によれば、秋ざるは嫁に食わすなという諺は、最近まで聞かれたとあるが、それ以上の説明が何もない。いくつかの検索エンジンで探してもヒットせず。秋ざるもおいしいのだろうか。この謎めいた一節の意味、ご存じの方がおられたらお教え願いたい。
「秋ざるは嫁に食わすな」
2006年10月13日 (金)
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