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服薬情報提供書の活用

2006年10月16日 (月)

◆医薬分業が50%を超え、医療システムとして日本の土壌にすっかり定着した感がある。しかし、そのメリットを患者が実感できているかどうかは別問題だ。この点では、まだ不十分というのが現状だろう
◆薬局で処方せんを受け取った薬剤師は、相互作用や重複投与、副作用歴、アレルギー歴などをチェックし、必要ならば医師への疑義照会も行う。だが、これらは患者の目の前で展開される業務ではなく、薬剤師の仕事内容はどうしても患者に伝わりにくい
◆やはり患者に見える形で分業のメリットを示すことが望ましい。その手段の一つになり得るのが、「服薬情報提供書」(トレーシングレポート)ではないか。患者との対話で得た情報を、必要に応じて簡潔な文章にまとめ、医師に提供するものだ
◆これを患者に開示し、医師に持参してもらう。それを見た医師が、患者の訴えに配慮して処方内容を変更すれば、薬剤師による介入効果は一目瞭然だ。最近、この提供書を活用する薬局が増えたとはいえ、その数はまだ物足りない。全ての薬局で積極的に取り組んでほしい業務だ。



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