森下仁丹と日本コカ・コーラは、抗肥満活性を有する機能性素材として注目される「ローズヒップポリフェノール(ティリロサイド)」含有エキスを配合した製品を、13日から全国のコンビニエンスストア、ドラッグストアを中心に新発売する。商品名は、森下仁丹がタブレットタイプのダイエット補助食品「ボディスマート」、日本コカ・コーラがペットボトルタイプの清涼飲料水「ラブボディスマートダイエット」で、両社では両製品を同日に発売し、店頭での製品訴求や啓発活動なども共同で展開していく。
森下仁丹では、長年にわたる生薬研究の成果として、独自の機能性素材を有しており、肥満に伴うメタボリックシンドロームの予防に関する素材など、特許素材を中心として、今春からバルク販売を強化することを決めた。その第一弾として始めたのが、日本コカ・コーラへのローズヒップエキスの供給。
ローズヒップはバラの果実で、飲料やジャムなどで世界的に利用されている食品。森下仁丹では2003年から京都薬科大学との共同研究に着手し、ローズヒップ抽出物に内臓脂肪減少に基づく抗肥満活性を見出した。その研究から、抗肥満の主要な成分としてローズヒップポリフェノールを見出し、昨年12月に関連特許を取得している。日本コカ・コーラではこの成分に着目し、同素材を用いた清涼飲料水を開発した。
森下仁丹が発売する「ボディスマート」は、ローズヒップポリフェノール含有エキスのほか、L‐カルニチン、シトラスエキスを配合したダイエット補助食品で、飲料タイプとパッケージデザインに統一性をもたせた。42粒入りで、価格はオープン。
日本コカ・コーラが発売する「ラブボディスマートダイエット」も、ローズヒップポリフェノール含有エキスを配合し、ウーロン茶をベースにプーアール茶をブレンドした爽やかな風味のヘルシーダイエット茶。スリムな曲線美を連想させるボトルで、製品特徴をアピールした。カロリーも0kcalで、税込み希望小売価格500mL入り147円。