TOP > 無季言 ∨ 

オーストラリアがん協会のCMに学ぶ

2009年08月12日 (水)

◆オーストラリアがん協会のCMで、非常にインパクトを与えるものがある。出演するのは、既に亡くなった癌患者自身だ。チューブにつながれた患者は、カメラに向かって、「もうすぐ娘が見舞いに来る」と語る。その後「彼は10日後に亡くなって娘には会えなかった」とのテロップが流れる
◆このほかにも、きれいな肺を切り開いてタールを流し込む映像や、眼底の血管が破裂出血する映像、脳内出血の映像など、ショッキングな内容のものもある
◆グロテスクともいえる映像の衝撃に、賛否両論はあるものの、禁煙を呼びかける効果は抜群のようだ。CMを流し出した10年間で、喫煙率がおよそ6ポイント下がったとのデータもある
◆喫煙とは異なるが、日本の癌検診受診率は非常に低く、検診普及に向けて乳癌と子宮頸癌の無料検診がスタートする。検診手帳なども作成されたが、果たして検診率がどこまで向上するか未知数だ。国民へのPR力という意味では、オーストラリアのCM作成に学ぶところがあるかもしれない。



‐AD‐

この記事と同じカテゴリーの新着記事

HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
医療機器・化粧品
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
購読・購入・登録
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術