◆6月以降、第1類薬の販売が芳しくないようだ。改正薬事法施行に伴い薬剤師を介しての説明販売が義務づけられたためだろうが、販売者側の問題、購入者側の意識変化など双方の要因が絡んでいる
◆ドラッグストアの大半は、価格競争への対応で可能な限りコストを抑え、セルフ店舗のフォーマットを作り上げてきた。そのため、法施行後も薬剤師配置が必要な第1類薬販売はコスト増につながるという認識で、取り扱わない店舗に変更する動きも一部では見られる
◆ただ、購入可能な店が減少しているという以外にも要因はありそうだ。第1類薬には発毛剤、膣カンジダ再発治療薬、精力剤など対面による情報提供時にも、プライバシーに配慮すべき製品群が少なくないのもその一つ
◆一方、母数は小さいながらも、一般薬局で販売が増加したという話も聞く。第1類薬の販売は、大袈裟に言えば、その販売者(薬剤師)や店舗のアイデンティティの問題と言える。今や「安売り」競争が限界点に達しているだけに、ドラッグストア業界は真の意味でセルフメディケーションの担い手に向けた「脱皮」が必要な時期に入った。
第1類薬の販売は
2009年08月17日 (月)
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