日本臓器製薬は、「マスチゲン・こども用ドリンク」(医薬品)と、「コフト・せき止め」を全国の薬局・薬店で新発売した。
発熱時や成長期の栄養補給・滋養強壮を効用とした子ども用のドリンク剤「マスチゲン・こども用ドリンク」(医薬品)は、8歳以上15歳未満の子どもがターゲット。子どもの成長を考え、2種類の必須アミノ酸(リジン、トレオニン)をはじめ、肉・魚・豆に含まれるビタミンB6、B2、成長期の骨・歯の発育に必要なカルシウムを配合しており、不足がちな栄養素の補給に役立つ。
大人用ドリンク剤に多く配合されているカフェインやアルコールは含有していない。人工色素無添加で安全面にも配慮した。子どもが好きな、ブドウ、リンゴ、サイダーの三つの味を揃えた。価格は1本231円(税込み)。2本入り箱、10本入り箱も用意している。
「コフト・せき止め」は、水なしで飲めるドロップタイプの医薬品。持ち運び・携帯しやすいように4錠を一袋に入れたスティック包装を採用。1回2錠(1日3回)をチュアブルのように噛むか口中で溶かして服用する。
有効成分は、気管支を拡張させるdL‐塩酸メチルエフェドリンや、アレルギー性のせきを鎮めるd‐マレイン酸クロルフェニラミンで、喘息時や痰が絡むときにも効果を発揮する。効能を第一に考え、有効成分は承認基準の1日最大用量を配合した。
さわやかなミント味。ノンシュガーで1回2錠当たり6kcalと低く抑えた。1個24錠入り、価格は998円(税込み)。
せき止め薬の新ブランドとして立ち上げられた「コフト」は、“せき”の英語cough(コフ)から引用したもの。来年にはシロップやゼリータイプ製剤の販売も検討しており、せき止め薬という新たな分野への進出を目指す考え。