◆国内の安全性試験受託機関が海外展開に動き出している。まだ大手中心だが、国内製薬企業の海外展開が大手から準大手、中堅まで波及し、新薬開発のグローバル化が避けられない状況は、受託機関にも少なからず影響を及ぼしている
◆既に臨床開発を担うCROは、アジア中心の海外展開に動き始めている。世界同時開発、同時承認の風潮から考えれば、日本だけ乗り遅れるわけにはいかないのは当然でもある
◆しかし、非臨床を担うCROは1社ごとに研究機関の性格があるため、海外展開の必然性は思ったほど浸透していない。それでも国内市場の伸びが鈍化する中、さらなる成長を目指すには海外からの受託が欠かせない。特に安全性試験は、日本で実施した1本の試験データのみで、日米欧いずれの規制当局に申請データとして提出できるだけに、海外には大きな機会があるともいえる
◆これまで非臨床CROは、どちらかといえば日陰の存在で、参入障壁の高い独自路線という印象が強かった。そこから脱却し、グローバル展開か、海外から試験を受託することで、日本の非臨床CROの実力を世界にアピールするチャンスとしてほしい。
非臨床CROの実力を
2009年08月31日 (月)
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