大洋薬品工業は9日、医療機器を中心に眼科領域を手がけるニデック(本社:愛知県蒲郡市)から、「ピオネス0・85眼粘弾剤1%」「オルカビット点眼液0・3%「ベギータ点眼液0・1%」の販売移管を受け、10月1日から自社製品として販売を開始すると発表した。合わせて、両社で併売中の「ガレシロール点眼液0・5%」の販売も、大洋薬品が継承する。
点眼剤の主要な消費者である高齢者人口は増加していることから、今回の販売移管を皮切りに眼科領域の製品群の充実を図る考え。今年11月には点眼剤1品目を、さらに2013年3月までに約25品目を上市する計画。
眼科領域への参入は、品揃えを充実させ、医療機関からのあらゆるニーズに1社で対応する「ワンストップ・ジェネリック」体制をさらに強化するもの。