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【アステラス製薬】抗ヒトオステオポンチン抗体‐関節リウマチでの開発を中止

2009年10月29日 (木)

 アステラス製薬は、関節リウマチ(RA)治療薬として化学及血清療法研究所と共同開発を進めていた抗ヒトオステオポンチン(OPN)抗体「ASK8007」の開発中止を決定した。第I相試験の成績を総合的に判断した結果、RA治療薬としての開発中止を決定した。今後、他の自己免疫疾患等の適応症で開発を継続するかどうかを検討する。

 「ASK8007」は、2006年3月にアステラス製薬が免疫生物研究所から導入した抗ヒトオステオポンチン抗体。北海道大学遺伝子病制御研究所と旧藤沢薬品、免疫生物研で共同研究が進められ、自己免疫疾患などに関与するオステオポンチンの機能を中和する抗体医薬の可能性が見出されていた。

 その後、アステラスは、抗ヒトオステオポンチン抗体のヒト化抗体について、RA治療薬として化学及血清療法研究所と共同で第I相試験を進めてきたが、今回、試験成績を総合的に判断し、開発中止を決定した。ただ、RA以外の自己免疫疾患等への適応での開発を検討中としている。

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