グラクソ・スミスクラインは、発育鶏卵に独自のアジュバント「AS03」を添加した新型インフルエンザA(H1N1)ワクチンの国内承認申請を行った。今後、国内治験で得られたデータを段階的に厚生労働省に提出し、早期の承認を目指す。
同社は10月に、ワクチンの日本人に対する有効性と安全性を検討するため、健康成人100人を対象とした国内治験をスタートさせた。国内治験は2回接種で、初回投与の3週間後に追加接種を行う。また、11月上旬までに、小児60人に対する臨床試験を実施する予定。
既に欧州では、「パンデムリクス」の製品名で承認を取得しており、EU加盟国の27カ国での販売が認められている。現在、ワクチンの有効性と安全性を評価するための臨床試験を実施中。