◆東京生薬協会では一昨年から、小平市にある東京都薬用植物園の事業の一部を受託し、植物園の総合案内、普及啓発事業、栽培農作業、施設管理などを行っている。業務受託を機に、都民の薬用植物などの知識を深めるために「薬用植物指導員養成講座」を開設し、専門家の育成にも努めている
◆薬用植物指導員は、薬用植物や生薬に関する解説・指導・相談等を行うための専門的知識を持っていると協会が認定した人たち。薬剤師のほか行政機関、企業等でこうした分野に関わってきた人が主な対象。今秋の講座も先頃終了し、指導員は約60人ほどとなった
◆現時点では、まだ植物園で指導員が本格的に活動するには至っていないが、協会ではフォローアップ研修も含め、まずは生薬や漢方に関する学術講座等においての活動を視野に、検討を進めている
◆最近の薬用植物園では、薬草や漢方薬を学ぶ講座のほか、ハーブを使った料理、木の実を使った作品作りなど、体験を通じて健康を考える行事が増え、来園者の関心も高まってきた。協会では「今後も各種行事を通じて、植物園の役割を広くアピールしていきたい」としている。
「薬用植物指導員養成講座」を開設
2009年11月25日 (水)
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