
加藤新会長
欧州製薬団体連合会(EFPIA)の新会長に、副会長の加藤益弘氏(アストラゼネカ社長)が就任した。副会長には、マーク・デュノワイエ前会長(グラクソ・スミスクライン社長)が就任。パトリック・ショカ副会長(サノフィ・アベンティス社長)は留任となった。
新会長に就任した加藤氏は、「変革の時代にEFPIAジャパンは、イノベーションの評価を反映した薬価制度の導入、ドラッグラグ解消を通じて、画期的新薬の医療への提供、予防医薬の推進による公衆衛生の向上など、業界が直面している多くの課題に対し、患者さんの利益を念頭に置いた積極的な提案を通じて、日本の医療に一層貢献してきたい」と話している。
加藤氏は、1952年生まれの56歳。77年に東京工業大学生命化学専攻修士課程卒業後、住友化学工業研究所に入社。96年にゼネカ国際薬事マネジャー、01年にアストラゼネカ取締役研究開発本部長を経て、04年から代表取締役社長を務めている。