万有製薬とシェリング・プラウは21日、2010年下半期に予定している経営統合後の新会社の代表取締役社長に、マーク・ティムニー氏(万有製薬代表取締役社長)が就任することを発表した。シェリング・プラウ代表取締役社長の鳥居氏正男氏は会長に就任する。それに先立ち、シェリング・プラウについても、1月1日付で代表取締役社長にティムニー氏、会長に鳥居氏が就任する。
日本法人の役員人事は、両社の親会社である米国のメルクとシェリング・プラウ・コーポレーションが、11月4日に経営統合を完了したことに伴うもの。統合後の新会社の正式社名は未定だが、米国とカナダ以外はMSD(Merck Sharp & Dohme)を使用することに決まっている。
日本市場における両社単純合算による売上高は3043億円(08年薬価ベース)で、従業員数は約5000人。