3事業本部制導入し、新組織体制スタート
ヤンセンファーマは、1日付で営業本部とマーケティング本部を統合した3事業本部制を導入し、新組織体制をスタートさせた。
新組織体制では、営業本部とマーケティング本部、製品研修や販促資材制作、学会関連を担当する機能を統合して、「CNS事業本部」「腫瘍・ウィルス・免疫事業本部」「疼痛・感染症事業本部」の3事業本部を設置した。営業部門とマーケティング部門の連携を強化し、製品別にリソースを集中させることで、より専門性の高い情報提供活動を目指す。
さらに、昨年11月に発足した「サイエンティフィックアフェアーズ本部」の中に、3事業本部の疾患領域に対応する形で「サイエンス部」を設置。営業組織から独立した組織として、医師や医療機関、研究者と学術的な意見交換を行い、研究分野とサービスの強化を図る。
組織変更と役員人事は、次の通り。
〈組織変更〉
◇事業本部制の導入
[1]CNS事業本部:各製品の戦略を統括する「コンスタマーケティング部」「パリペリドンマーケティング部」「コンサータマーケティング部」「ガランタミンマーケティング部」、各地域の営業を統括する「東日本支店」「首都圏支店」「東海支店」「関西・四国支店」「西日本支店」を置く。
[2]腫瘍・ウィルス・免疫事業本部:各製品の戦略を統括する「ベルケイドマーケティング部」「ドキシルマーケティング部」「HIV・マーケティング部」「CNTO1275マーケティング部」「CNTO148マーケティング部」、各地域の営業を統括する「東日本支店」「西日本支店」を置く。
[3]疼痛・感染症事業本部:各製品の戦略を担当する「デュロテップマーケティング部」「JNS013マーケティング部」「イトリゾールマーケティング部」「アルチバマーケティング部」「CNTO148マーケティング部」、各地域の営業を統括する「東日本支店」「西日本支店」を置く。
また、3事業本部全てを支援する共通部門として、「営業統括部」「マーケティング統括部」「流通統括部」を新設する。
◇サイエンティフィックアフェアーズ本部の拡充と再編
[1]3事業本部に対応する形で「CNSサイエンス部」「腫瘍・ウイルス・免疫サイエンス部」「疼痛・感染症サイエンス部」を新設する。
[2]現「安全性管理部」は「ファーマコビジランス部」へ名称変更する。
[3]現・営業本部傘下にある「医薬情報部」は、サイエンティフィックアフェアーズ本部に移管する。
[4]業務標準化などのサイエンティフィックアフェアーズ本部の共通管理業務を担う「クオリティーマネジメント部」、各種コンプライアンス関連業務を担う「ヘルスケアコンプライアンス部」を新設する。
[5]医学・科学的なアプローチでアカデミア等との関係を構築・維持するために「サイエンティフィック・リレーションズ・オフィサー」を新たに置く。
◇コミュニケーション本部の新設
[1]社内外コミュニケーションのさらなる強化を目的に新設する。
〈人事異動〉
執行役員CNS事業本部長神原政信、同腫瘍・ウィルス・免疫事業本部長兼CNTO148マーケティング部長アンドレアス・ヴォイトセック、同疼痛・感染症事業本部長兼イトリゾールマーケティング部長藤田基寛、同サイエンティフィックアフェアーズ本部長兼CNSサイエンス部長川口正人、同コミュニケーション本部長中村重郎、同研究開発本部長マーク・アレン・バック