薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会は28日、日本イーライリリーの抗癌剤「ジェムザール注射用200mg、同1g」(一般名:ゲムシタビン塩酸塩)の適応に、「手術不能または再発乳癌」の効能を追加する一変承認を報告した。2月中にも正式承認される見通し。
同剤は、国内で1999年に非小細胞肺癌の承認を取得。膵癌や胆道癌、尿路上皮癌の効能・効果も認められている。
用法用量は、非小細胞肺癌などと異なり、1回1250mg/m2を30分かけて点滴静注し、週1回投与を2週連続し、3週目は休薬する。これを1コースとして投与を繰り返す。
同剤の乳癌に対する効能は、04年に米国で承認されて以来、100カ国以上で認められている。