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【CFS、タキヤ、ミニストップ】3社合弁会社が1号店オープン‐3年間で200店舗の開設目指す

2010年10月15日 (金)
新業態店「れこっず磯子広町店」

新業態店「れこっず磯子広町店」

 ドラッグストアのCFSコーポレーション、タキヤ、コンビニエンスストアのミニストップは、各社の事業ノウハウと経営資源を活用し、ドラッグとコンビニを融合した新業態店舗の開発、フランチャイズ事業の展開等を目的に、今年8月に共同出資の新会社「れこっず」(東京千代田区、渡邊勝巳社長)を設立したが、3社による合弁会社の1号店が、横浜市内にオープンした。医薬品(2類と3類)、化粧品から弁当、酒、タバコなど豊富なアイテムを取り扱い、ATMや公共料金の支払い、宅急便受け付け、イートインコーナーも設置して、利便性の高い地域のヘルスケアステーションを目指す。同社では今年度中に5店舗、3年で200店舗を開設したい考え。

 店舗名は「れこっず磯子広町店」で、食品類を充実させるなど、CFSの既存店(ハックドラッグ)を大幅改装した。売り場面積は89・6坪、営業時間は午前8時から午後11時までで、営業時間も4時間ほど延長している。総アイテム数は1万5000品目で、登録販売者3人、パートの薬剤師1人を中心とした対応。店舗内外にLED照明など、環境に配慮した設備を装備し、駐車場には22台が収容可能。

 「れこっず」を構成する3社は、いずれもイオン系。このうち、グローウェルHD傘下のウエルシア関東がミニストップと、タキヤもミニストップと、それぞれ“ドラッグ&コンビニ”を融合させた店舗を展開するなど、イオングループ内でも利便性の高い新たな業態店の開発を進めてきた。

 れこっずの渡邊社長は「ミニストップサテライト(タキヤとミニストップが展開する融合店)からも、1人当たり客単価は下がるが、客数自体が大きく伸び、売上が増加する効果が確認されている。今後は店舗オペレーションも含め、本当に地元住民の支持が得られる業態になり得るのか、様々な部分をしっかり検証した上で、多店舗化を考えたい」としている。

期待を語る「れこっず」渡邊(左)、CFS石田の両社長

期待を語る「れこっず」渡邊(左)、CFS石田の両社長

 同店(横浜市磯子区磯子6の41の23)は、周辺に複数の市営住宅もある住宅立地だが、高台にあるため最寄り駅までの不便さもある。CFSの石田岳彦社長は「高齢の方をはじめ、地域の方々が徒歩あるいは自転車で、より便利・快適に買い物を楽しんでもらえる、地域の健康応援ステーションを目指したい」とする。

 また、登録販売者の1人は管理栄養士でもあり、「(ハックドラッグの特徴でもある)カウンセリングも重視した、利便性と専門性がうまく融合した店舗にしたい。健康に配慮した素材の食品類も多く、栄養相談のニーズも増えてくると思う。売上は以前のドラッグ店の1・2倍を目安としたい」(石田氏)という。



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