日本薬業研修センターは、2010年度の登録販売者試験のうち、12日現在までに明らかになった都道府県の結果をまとめ、公表した。
12日現在、合格発表を行ったのは27道府県。受験者の合計は1万8974人で、合格者は9535人、合格率は50・3%だった。
合格率が最も高かったのは岡山県の63・2%、次いで福島県の61・5%、鳥取県の60・9%で、この3県が60%を超えた。一方、最も低かったのは山梨県の36・3%で、群馬県の36・8%、栃木県の37・6%、茨城県の38・4%が続き、この4県は40%を割り込んだ。
研修センターの川島光太郎理事長は、「今年度も、これまでに実施された試験を全てチェックしているが、今のところ特に問題点はない」と説明した。また、北海道・東北の合格率が、昨年と比較して非常に上がっていることにも触れ、「はっきりしたことは分からないが、多少の危機感があったのではないかと感じている」と述べた。