日本イーライリリーは、GLP‐1受容体作動薬「バイエッタ皮下注5μgペン300、同10μgペン300」(一般名:エキセナチド)を新発売した。
バイエッタは、2005年に米国で発売された世界初のGLP‐1受容体作動薬。スルホニルウレア剤、ビグアナイド系薬剤、チアゾリジン系薬剤で効果不十分な2型糖尿病患者に対し、併用療法で空腹時・食後の血糖コントロールを改善する。さらに、膵β細胞の保護作用に加え、国内の臨床試験では、10μgの投与患者で体重減少が認められている。
用法・用量は、1回5μgを1日2回朝夕食前に皮下注射する。投与開始から1カ月以上の経過観察後、患者の状態に応じて、1回10μg、1日2回投与に増量できる。
薬価は、5μgペン300、10μgペン300共に、1キット9661円。