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【今シーズンのインフル】患者の6割弱が20歳以上‐流行パターンに変化

2011年2月3日 (木)

 今シーズンのインフルエンザは、昨シーズンと同様に新型(A/H1N1)を中心に流行しているが、同じインフルエンザウイルスを中心とした流行であるにもかかわらず、今シーズンは患者の6割弱を20歳以上の成人層が占めている。昨シーズンは6割前後が5~19歳で、流行パターンが変化してきている。成人層での罹患増は、重症化や死亡例の増加につながる恐れがあり、国立感染症研究所は「感染症週報」(2011年第2週:1月10~16日)で、注意を喚起している。

 今年の第2週の定点当たり報告数は12・09、第3週はその2倍以上の26・41で、昨年の第42週以降、14週連続で増加が続いている。患者報告数は、沖縄を含む九州6県、群馬・千葉・埼玉といった関東の各県をはじめ、全国的に急増。新型(A/H1N1)が流行の中心になっている。

 全国的な流行の指標となる1・00を上回ってから、その10倍である10・00を超えるまでの期間を見ると、今シーズンは昨年第50週から、今年第2週にかけての4週間だった。昨シーズンは09年第33週から8週間を要しており、今シーズンの流行に比べて、短期間に患者数が増加していた。

 また、第2週までの流行パターンを見ると、昨シーズンは患者報告数の6割前後を、5~19歳の年齢層が占めていたが、今シーズンは20歳以上の成人層の報告割合が6割弱、20歳代・30歳代の割合が38%となっており、同じインフルエンザウイルスを中心とした流行だが、流行パターンの変化が見られている。ただ、第3週になると、14歳以下の年齢層での報告数が増加してきている。

 感染症週報では、今シーズンの流行が全国的に本格的なものになりつつあるとした上で、「成人層での患者発生数の増加は、重症化による入院例の増加や、死亡例の増加を招く恐れがあり、注意を要する」としている。

 厚生労働省が公表した昨年9月から今年1月25日までの、インフルエンザによる重症患者・死亡者の概況によると、急性肺炎(人工呼吸器装着)・急性脳症・集中治療室入室などの報告数は116人だが、1月は96人と急増している。そのうち死亡者は35人(基礎疾患がある人は29人)だった。

 年齢別に見ると、一番多いのは5~9歳の21人、次いで50歳代が17人、1~4歳が15人、60歳代の14人、30歳代の12人などとなっている。死亡者35人のうち、25人が50歳以上で、いずれも基礎疾患を持っていた。30歳代は3人、20歳代でも2人が死亡している。

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