医薬基盤研究所(茨木市)は、被害を受けた大学、公的研究機関、民間企業の研究者から、細胞、ヒト由来DNA・血清等、マウス胚・精子を、来年3月31日まで無料で受け入れることを発表した。自動供給機能を持った液体窒素細胞保存容器等で預かる。
基盤研の細胞バンク、実験動物研究資源バンクでは、従来から保護預かりを実施してきたが、震災による設備の破損や電力不足で、貴重な生物資源の保管に支障が生じることを懸念し、緊急避難措置を講じることとした。
送料や返却料は依頼側の負担になる。輸送手段、数量、ヒト試料等の倫理審査の対応などは、個別に相談に応じる。