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後発品の品質

2011年05月30日 (月)

◆東京都薬剤師会は都の委託で、後発品の品質に関する薬剤師の生の声を収集し、品質向上を目指す事業を行う。有効成分や溶出性には問題のないことを前提にし、使用感などの解決を目指す
◆まだ医療費節減の有効な手立てとなれない後発品使用に、一層の拍車をかけようとの考えも込められているが、都薬内部では多くの意見があった。「品質云々をいうなら後発品だけでなく先発品もすべき」「後発品に問題ありきの調査は不適切」などだ
◆日本ジェネリック医薬品学会学術大会長の漆畑稔氏は、「後発品の品質云々の議論は、そろそろ卒業しては」と問題提起する。「実際に使っている患者がおり、品質が悪いというのは患者に失礼」と、使用することを前提に、いかに使っていくかの議論にシフトしていく時期との見方を示す
◆品質への不安が解消されることで、使用が促進されるなら、そのための取り組みはもちろん重要だ。いずれにしても、後発品が薬剤師がいてよかったといわせる、強力な武器であることは間違いないのだから。



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