◆NPO法人ささえあい医療人権センターCOML理事長の辻本好子さんが18日、帰らぬ人となった。自身のブログで、胃癌で闘病中であることを告白したのが最後のメッセージとなってしまった
◆辻本さんは約10年前に乳癌を患いながらも、医療の各方面での講演活動などを精力的にこなしてきた。特に、患者側の立場として、医療従事者に対して、患者と向き合う医療の大切さを、常に求める姿勢を崩さなかったことが印象深い
◆一方、患者側へも「分かったフリをしない」「分かったつもりにならない」「変だなと思ったら遠慮なく質問する小さな勇気を持つ」ことが大事と主張。「賢い患者」となって、医療者の専門性を活用すべきとの考えを示した「医者にかかる10箇条」もまとめた
◆辻本さんの考えのベースには、医療提供側とそれを求める患者側の、双方のコミュニケーションを深めていくことの重要性があったように思う。それは少なからず医療従事者の考え方に影響を与えたことだろう。心からご冥福をお祈りしたい。
「賢い患者」の「医者にかかる10箇条」
2011年06月24日 (金)
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