TOP > HEADLINE NEWS ∨ 

【中外製薬・永山社長】産学連携でR&D機能強化‐アカデミアの技術と合体

2011年07月25日 (月)
永山社長

 中外製薬の永山治社長兼CEOは21日、都内で開いた記者会見で、産学連携による自社の研究開発機能を強化していく方針を示した。また、「ロシュ製品のグローバル同時開発に参画するだけでなく、中外が創出した自社開発品についても、ロシュと共同開発できるようにしたい」と強調。“2ウェイ・トラフィック”で新薬開発を目指していく考えを改めて表明した。

 中外は、ロシュグループのR&D機能と、独自の研究ネットワークを活用して、新薬を創出するネットワーク型ビジネスモデルを推進。探索研究を行う「C&Cリサーチラボラトリーズ」「未来創薬研究所」などのジョイントベンチャー設立や、大学との連携を通じて、ロシュグループのR&Dインフラだけではなく、独自の研究ネットワークの構築にも取り組んできた。

 既に産学連携を活用した新薬開発については、骨粗鬆症治療薬「アルファロール」、狭心症治療薬「シグマート」、好中球減少症治療薬「ノイトロジン」、関節リウマチ治療薬「アクテムラ」の4製剤で上市した実績がある。

 永山氏は、「国内では、中外が産学連携で最も高い成果を得ている」と自信を示し、「われわれの技術とアカデミアの技術を合体することで、自社の研究開発機能をビルドアップできる」と述べ、オープンイノベーションを通じて、研究開発の生産性を高める方針を示した。

 その上で、「ロシュ開発品のグローバル同時開発が増えているが、今後は中外の自社開発品を世界に出していきたい」との方向性を語った。

関連リンク


‐AD‐

同じカテゴリーの新着記事

薬剤師 求人・薬剤師 転職・薬剤師 募集はグッピー
HEADLINE NEWS
ヘルスデーニュース‐FDA関連‐
新薬・新製品情報
人事・組織
無季言
社説
企画
訃報
寄稿
新着記事
年月別 全記事一覧
アカウント・RSS
RSSRSS
お知らせ
薬学生向け情報
書籍・電子メディア
書籍 訂正・追加情報
製品・サービス等
薬事日報 NEWSmart
「剤形写真」「患者服薬指導説明文」データライセンス販売
FINE PHOTO DI/FINE PHOTO DI PLUS
新聞速効活用術