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【風疹】過去3年で最大の流行‐成人男性を中心に発症

2011年8月10日 (水)

 風疹が全数把握疾患となった2008年以後、報告数が最も多いペースで推移している。国立感染症研究所の「感染症週報」(第29週:7月18~24日)によると、今年に入り、第29週までの累積報告数は262例となった。特に、今回の流行は男性で多く、しかも男性では20歳以上が9割を占めるなど、成人を中心に発症しているのが大きな特徴。週報では、将来妊娠を望む女性とその夫や同居家族なども含め、成人も積極的にワクチン接種をしてほしいと呼びかけている。

 今年の累積報告数の推移を見ると、第7週(2月14~21日)に14例となり、昨年同週の11例を上回った。その後、主に職場内における成人間での集団発生と考えられる報告が、複数の自治体から断続的にあり、第24週(6月13~19日)に215例となった。これは、全数把握疾患となった以降で最も多くの報告数があった08年の同週までの208例を上回り、過去3年間で最も多いペースで推移している。

 第1~29週の累積報告数を都道府県別に見ると、神奈川県53例、大阪府40例、福岡県38例、東京都22例、北海道18例、広島県10例の順に多かった。さらに、都道府県別に人口100万人当たり報告数を見ると、最も多いのは福岡県の7・52、次いで神奈川県5・93、大阪府4・54、広島県3・49、北海道3・27、茨城県3・04となっている。

 性別では男性199例(76・0%)、女性63例(24・0%)と、男性は女性の3倍を超えていた。年齢群別では、男性では30代60例(30・2%)、20代57例(28・6%)、40代39例(19・6%)の順に多く、これら20~40代の報告数が全体の78・4%を占め、10歳未満は8例(4・0%)のみだった。一方、女性では20代21例(33・3%)、10代と10歳未満が各11例(17・5%)、30代10例(15・9%)の順だった。

 男女別に接種歴別・年齢別累積報告数を見ると、男性では20歳以上が大半(86・4%)で、そのほとんどが、接種歴がないか不明の症例だった。

 男性全体での接種歴は、1回接種あり12例(6・0%)、2回接種あり1例(0・5%)、接種歴なし46例(23・1%)、接種歴不明140例(70・4%)だった。一方、女性全体では1回接種あり10例(15・9%)、2回接種あり3例(4・8%)、接種歴なし15例(23・8%)、接種歴不明35例(55・6%)だった。

 男性が多い原因として、週報では職場や学校などでの、成人男性を中心とした集団発生が、複数の自治体から報告されており、それを反映した結果ではないかとしている。

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