◆理化学研究所と富士通が共同開発中の京速コンピュータ「京(けい)」が、また新記録を達成した。スーパーコンピュータの世界的な順位を示すTOP500リストを作成するために用いられるベンチマーク・プログラムLINPACK性能が10・51ペタフロップス(毎秒1・051京回)を10月に打ち立てたのだ
◆今年6月に世界一の処理速度達成が話題となったが、今回はそれよりも2000兆回以上も多くなり、しかも8万8128個のCPUなどから構成させるシステム全体が、29時間28分にわたって無故障で動作し、世界最大級の超大規模システムの安定性も見せつけた
◆もちろん世界一。まだソフトウェアの整備・調整は開発途上だが、第3期科学技術計画で性能目標として定めたLINPACK性能10ペタフロップスも実現した
◆「京」を活用していくために5戦略分野の事業が始まっている。その中には「予測する生命科学・医療および創薬基盤」が入っている。今後、どのように活用され日本の力になっていくのか。期待は膨らむ。
京速コンピュータ「京」の活用に期待
2011年11月07日 (月)
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