調剤薬局大手のクオール(東京港区、中村勝社長)は11月29日、東京証券取引所から東証市場第2部への上場承認を受けた。東証への上場予定日は今月20日で、現在上場している大阪証券取引所(JASDAQ市場)との2市場での登録となる。
同社は1992年10月の設立で、保険薬局事業をメインに、人材紹介・派遣事業、医薬品治験関連事業、医療・医薬情報資材制作関連事業などを手がける。今期(12年3月期)の中間期売上高は317億2300万円(前年同期比7・7%増)で、うち保険薬局事業は308億6200万円(9・0%増)
9月末時点の店舗数は、クオール226店舗にグループ企業(福聚、イムノファーマシー大阪、テイオーファーマシー)及びフランチャイズ店舗を含め、計293店舗を数える。
今期連結業績は、売上高703億7700万円、営業利益36億2600万円、経常利益35億8600万円、当期純利益18億1000万円を見込む。