中央社会保険医療協議会は25日、2012年度薬価基準制度見直し案を了承した。後発品が政府目標通りに進まなかったことによる医療費抑制の不足分の一部を補てんするために、通常の薬価改定とは別に行う薬価の追加引き下げは、薬価収載から長期間が経過して後発品のある「長期収載品」が0・86%、後発品が0・33%に決まった。
長期収載品等については、年末の予算編成過程で薬価ベースで約250億円の圧縮を安住財務相と小宮山厚生労働相が合意。その後、厚労省医政局経済課長通知によって、影響額が長期収品で約225億円、後発品で約25億円になる推計が示されていたが、具体的な引き下げ率は固まっていなかった。