厚生労働省がまとめたインフルエンザ発生状況で、1月22日までの今年第3週の患者数が定点医療機関1施設当たり22・73(患者報告数11万2035)で、前週7・33の約3倍に達した。
定点報告に基づいて、全国の医療機関を1週間に受診した患者数を推計すると、総数は約111万人となるという。特に60際以上の占める割合が昨シーズン同期と比べて高い。
都道府県別の定点当たり報告数は福井の59・88が最も高く、以下は高知59・31、三重52・17、岐阜49・79、愛知49・03、和歌山41・48などが高かった。
大流行の発生や継続が疑われる「警報レベル」を超える保健所地域は141カ所、4週間以内に大流行する可能性のある「注意報レベル」は262カ所で、いずれも増加した。
昨年末からの5週間のウイルでは、AH3亜型(A香港型)が最も多い。