政府の規制・制度改革に関する分科会は、重点的フォローアップ項目の候補として、一般薬のインターネット販売規制の見直しや、ドラッグ・デバイスラグの解消などを選定した。
重点的フォローアップ項目は、昨年11月末時点での規制・制度改革の実施状況について、規制・制度改革に関する分科会がフォローアップ調査を行い、各府省からの回答全362項目を事務局で精査した結果、さらに詳細に各府省の取り組み状況を把握する必要があると思われる46項目を選定したもの。
このうち、分科会本体で対応するとして25項目を選定し、▽一般薬のインターネット販売規制の見直し▽ドラッグ・デバイスラグの解消▽医薬品・医療機器におけるイノベーションの適切な評価▽医薬品および医療機器の審査手続きの見直し――などを盛り込んだ。
内閣府が示した「選定の視点」では、ネット販売規制の見直しについて、国民の関心も高く改革事項も多いため、取り組みの状況について確認したいとしている。ドラッグ・デバイスラグの解消は、薬事戦略相談以外の取り組みを確認したい意向を示している。