
森下仁丹は、救急絆創膏などのセルフメディケーションブランド「メディケアシリーズ」から、医療現場で使用される先進素材を家庭用救急絆創膏市場で初めて一般医療機器に採用した「ハイドロウェット」と、医療現場で使われる天然由来のパッド素材を使用した「アルゲキュア」の、2種類の高機能傷あて材を、このほど新発売した(いずれも滅菌済み医療機器としての救急絆創膏)
同社は昨年、傷あて材の主要な購入者である子どもを持つ母親400人に、絆創膏ユーザーとしての意識調査を行ったところ、絆創膏に欲しい機能として63・5%の人が「傷跡を残りにくくする」ことを求めていた。さらには「防水性がある」「伸縮性がある」「剥がれにくい」ことも求めていた。
従来、救急絆創膏等に使用されているハイドロコロイド系素材は、傷口の滲出液(体液)を吸収してゲル化する際に、膿に似た特有のニオイを発生した。また、ハイドロコロイド系素材は、傷口やその周辺の皮膚にゲル化したパッド素材が貼り付いて残りやすく、素材も不透明なため、傷口の治癒経過が観察しづらかった。
新発売の「ハイドロウェット」が採用している先進素材は、傷口の滲出液を吸収してゲル化せず、特有のニオイもない。傷口や皮膚に素材が残らないのも特徴で、防水性・伸縮性にも優れている。傷口にパッドが密着し、擦れなどの負担を軽減するので、貼っていることを忘れるような皮膚感覚のフィット感がある。容量は各3枚入りで、税込み希望小売価格はSサイズ(50mm×80mm)735円、Mサイズ(80mm×100mm)840円、Lサイズ(100mm×115mm)945円。
もう一方の傷あて材「アルゲキュア」は、出血や滲出液が気になる傷に対応できる吸収力の高いパッド素材を採用。傷にあてるパッドは医療現場で使われる天然由来の素材を使用し、床ずれができやすい背中や横腹の傷にも適した大きめのサイズとなっている。
また、肌にやさしい低刺激タイプのアクリル系粘着剤も使用している。各3枚入りで、Sサイズ578円、Mサイズ630円、Lサイズ735円(いずれもサイズは「ハイドロウェット」と同じ)