日本漢方協会(飯島弘会長)は、今月15日を皮切りに、来年3月17日まで2012年度「漢方総合講座(第22回)」を開催する。原則第3日曜日の開催で、会場は東京港区の慶應義塾大学薬学部芝共立キャンパス(同講座は、日本薬剤師研修センター認定「漢方薬・生薬認定薬剤師」の更新時必修研修となっている)
プログラムは次の通り。各回とも漢方基礎講座、古典講座・類聚方廣義・漢方応用講座の3部構成となっており、漢方臨床医をはじめとした専門家による講義が行われる。
4月15日=カリキュラム趣旨、漢方の基礎理論、桂枝湯、医療経済学、5月20日=薬草園青空研修会(東京都薬用植物園)、6月17日=服薬指導、苓桂朮甘湯、現代医療における漢方、7月29日=漢方薬局製剤実習講座(煎剤・柴胡桂枝湯、軟膏剤・神仙太乙膏)、8月19日=気、五苓散・猪苓湯・八味丸、江戸期における古方派
9月16日=薬局の漢方、麻黄湯・小青龍湯・越婢湯・葛根湯、認知症の周辺、10月21日=水、小柴胡湯、循環器疾患、11月18日=血、大柴胡湯・白虎加人参湯・大承気湯、メタボリックシンドローム、12月16日=本草(薬性・薬味)、四逆湯・真武湯、更年期障害、13年1月20日=第32回漢方学術大会、2月17日=社会薬学、半夏厚朴湯・半夏瀉心湯・大建中湯、花粉症、3月17日=本草(薬対・組み合わせ)、防已黄耆湯・桂枝茯苓丸・麦門冬湯、修了を迎えて
受講料(1年間)は新規6万6000円、会員5万6000円、学生3万6000円。1回受講も可能で、会員5000円、一般8000円(1回受講の場合はテキスト代は含まず)。問い合わせは同協会事務局(TEL0422・32・5058)