〈組織改編〉
【新リージョン・マネジメント体制】
計画「はやぶさ」の眼目の一つである、「グローバルトップ20カ国への進出」に向けて、既に販売会社を設立したカナダ、メキシコ、ブラジルをはじめとする新市場に対するマネジメントを各リージョンから直接行うという、新たなフェーズに移行することを企図する。これにより、エリア密着体制を一層進展させ、大グローバリゼーション時代におけるさらなる飛躍を期す。
新たな四つのリージョンは、イースト・アジア(日本、東アジア)、アメリカス(北米・中南米)、EMEA(欧州、中東、アフリカ)、インド・パシフィック(インド、アセアン、オセアニア)で構成する。本再編に伴い、ニューマーケット・アセアンの新市場進出機能はそれぞれのリージョンに、アセアン諸国のマネジメント機能はインド・パシフィック・リージョンに機能異動する。これによりニューマーケット・アセアンは発展的に解組する。
【グローバル本社】
[1]災害・環境リスクに対する平時の万全の備えと、非常時における迅速な対応を図るため、総務部と環境安全部を組織統合し、「総務・環境安全部」を新設する。「総務・環境安全部」は「環境安全・推進グループ」「株式グループ」の2グループ体制とする
[2]全社のコンプライアンス、リスクに対する意識向上と対応力の強化のため、企業倫理推進部と内部統制推進部を統合・再編し、「コンプライアンス・リスク管理推進部」を新設する。コンプライアンス・リスク管理推進部は、コンプライアンス並びに業務リスクに関して一元的に啓発、対応支援を行い、全社のリスク対応能力を効率的・効果的に高める。内部統制推進部が担ってきた「財務報告の信頼性」確保のための推進機能及び内部統制報告書作成機能は経理部に機能異動する。
【イースト・アジア関連】
エーザイ・ジャパンプレジデント管轄下の組織体制にある人事室、シーズ探索部をイースト・アジアプレジデント直轄下に機能異動し、国内のみならずイースト・アジアにおける業務を担う。これに伴い、エーザイ・ジャパン人事・総務統括部を発展的に解組し、エーザイ・ジャパン人財開発部、エーザイ・ジャパン管理推進部はエーザイ・ジャパンプレジデントの直轄組織とする。
【エーザイプロダクトクリエーションシステムズ】
[1]プロダクトクリエーション本部推進部の新設▽プロダクトクリエーション活動における研究生産性の向上並びに開発期間の短縮に向け、推進機能のさらなる強化を企図し、推進・人財開発部から推進機能を分離し、推進部を新設する。
[2]ファーマシューティカル・サイエンス&テクノロジ機能ユニットの改編▽製薬技術の革新及び応用による患者様価値のさらなる向上を企図し、グローバル製剤研究担当直轄下に製剤戦略担当を設置する▽原薬研究における社外委託研究及び製造オペレーションの効率化をさらに推し進めることでプロダクトクリエーション活動の効率化及びアフォーダブル・プライシングの実現を一層加速させるために、グローバル原薬・分析担当の直轄化に原薬戦略担当を設置する。
[3]探索段階におけるプロダクトクリエーション活動の信頼性確保に向けた効果的推進を企図し、E‐LQP室に日本サイトにおけるエーザイプロダクトクリエーションシステムズのクロスユニットSOP類の教育訓練の検証の任務を新たに追加し、組織名称をELQP室から、DRA室へと変更する。
〈役員人事〉
インド・パシフィック・リージョンプレジデント清水初、アメリカス・リージョンプレジデント兼エーザイ・インクプレジデント&CEOロネル・コーツ、エーザイ・ジャパンプレジデント直江登、チーフタレントオフィサー兼人財開発本部長兼国内ネットワーク企業担当岡田安史、内部統制担当植田英人、EMEAリージョンプレジデント兼エーザイ・ヨーロッパ・リミテッドプレジデント&CEOガリー・ヘンドラー、エーザイプロダクトクリエーションシステムズチーフサイエンティフィックオフィサー大和隆志