◆都道府県薬剤師会役員改選が3月末で前半の山場を終えた。9人の新会長が誕生した一方で、10年以上会長を務めた、ベテラン会長の退任も目立つ
◆新会長の中では、山本日薬副会長が都薬会長になったことが特筆できる。日薬の公務が多忙なため、一時は都薬の役職を離れたこともあったが、選挙では現職の桑原氏を大差で破った
◆87票と38票という得票数の差を見ると、あたかも、穏やかで敵を作らない性格の桑原氏が自ら勝負を避け、後輩に道を譲ったかのようにも映る。ともかく都薬は山本氏をトップに組織作りを進めていくことを決めた
◆ベテラン会長が退任したのは、宮城の生出氏、高知の藤原氏、福岡の小田氏だ。共通しているのは、5期以上の長期政権で、県薬会長と同時に日薬役員もこなしていること。生出氏は震災関係のほか一般薬や広報など広く担当し、小田氏はIT化、藤原氏も一般薬など要職を務める顔ばかり。県薬会長を辞して、今後は日薬中央業務に専念する心づもりなのか。6月に決まる日薬執行体制が今から楽しみだ。
都道府県薬剤師会の役員改選で
2012年04月13日 (金)
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